今回は「資産形成で達成したい目的」についてお話します。
資産形成で達成したい目的によって実践する方法が変わってくるので最初に目的を決めましょう。
資産形成にするにあたって大まかに2つの目的があります。
①老後の年金代わりにしたい
②配当益から生活を充実させたい
それぞれ説明していきましょう。
①は投資の主に自分の収入の一部を積み立てていき、
そのお金をプロに運用してもらって、資産額を増やしていきます。
一般的には、投資信託や積立投資と呼ばれる類の投資です。
資産形成の目的は、
老後の年金代わりとして資産形成をしている人が多いのではないでしょうか。
- メリット
・初心者でもお金があれば簡単に始められる
・銘柄の選定や運用はプロに任せられる。
・最初と最後以外、売買のタイミングを考える必要がない。
・少額から始められる
・長期、分散でリスクを抑えながら、複利の効果で資産形成できる。
- デメリット
・投資をしている実感が湧きにくい。
・お金が手元に入ってくるのは老後くらいになる。
・現役時代のキャッシュフローが増えない。
次に、②は投資した先から配当金をもらう投資です。
一般的には高配当株式投資と呼ばれる類の投資です。
不動産投資も近いですが今回は高配当株式投資に絞ります。
資産形成の目的は、配当金で現在の収入を増やすことです。
- メリット
・投資からの配当金で日々の生活を経済的に向上できる。
・毎月の支出を上回れば早期退職などの可能になる。
・投資をしている実感が持てる。
・配当金が目的なので株価を気にしすぎないで良い。
- デメリット
・投資信託に比べて価格の変動幅があるのでリスクはある。
・買うタイミング、銘柄選定、運用は自分で行う。
・無配(配当がない)や減配(配当が少なくなる)のリスクがある。
①も②にはそれぞれメリット、デメリットがあり、役割も違います。
人それぞれ目的が違うので、まずは資産形成の目的を決めましょう。
資産形成をするにあたっても目的が定まらないと何も始まりません。
行き先を決めずに行く、旅行のようなものです。
その目的を決める上で、
「自分はどんな人生、どんな生活をしたいのか」
大元の根っこの部分が僕は一番大切だと考えます。
資産形成はお金の話ではありますが、お金はあくまで自分の人生や生活を潤すツールなので自分を知ることで資産形成の目的がはっきりしてきます。